pNouns DAO

pNouns DAOの歴史(その2):❤️1,000いいねチャレンジでメンバー結束

はじめに

この記事では、pNouns⚡️の始まりの日である10月15日から「❤️1,000いいねチャレンジ」を達成するまでを紹介します。

 

pNouns⚡️の実行メンバーがDiscordに初めて集まったのは2022年10月15日。

この日が実質的なpNouns⚡️の始まりの日になります。

 

パジさんのdシリーズで使われていたDiscordが現在のpNounsの活動場所となり、その「🔥|p⚡会議室」チャンネルに続々と実行メンバーが集結してきました。

 

そして、この日のうちにパジさんからメンバーへ依頼が示され、すぐに動きだすことになりました。

pNouns DAOの歴史(その1):はじまりは「p」pNouns⚡️は、日本でNounsを保有し、Nouns DAOのサブDAOとしての活動を行う組織。この記事では、pNouns⚡️の設立背景、目的、そして主な活動内容を紹介します、第一回はpNouns⚡️の始まりについて紹介します。...

始まりの日

この日に示された依頼の要約は以下のとおりです。

実際の依頼書は今もDiscord内のリンクから閲覧できるのですが、ここでは要約を紹介します。

  1. リーダーの選出
  2. 第一弾NFT発行の年内実施の可否判断
  3. パーツクリエイターとNFTの内容の方針
  4. 実行メンバーの報酬の確認
  5. pNounsNFTホルダーの保有数による差別化の検討
  6. pNounsNFTホルダーの投票所を通しての意思決定の検討
  7. プロポーザルの適当な提案の回避方法、Nounsの提案に4票必要な場合どうするか
  8. 70ETH達成できなかった場合の対応と方法(返金など)
  9. 弁護士、税理士の確認
  10. 70ETH達成後の2次流通のロイヤリティの用途

 

この依頼を見た時の第一印象は、決めることがめっちゃたくさんある!ということです。

NFTを販売してその資金でNounsを落札するためには、単にNFTを売るだけでは到底達成できない現実が立ち塞がっていました。

 

この日に示されたパジさんの方針は、議題について意見を出して、仮でも良いので確定し、進めていくこと。

違和感が出てきたら軌道修正という前提で、どんどん決めて進めていこう、ということでした。

スピード感重視の方針の中、どんどん課題に向き合う姿勢がメンバー全員からひしひしと伝わってきました。

 

さっそく、実行メンバーが作業に取り掛かかるのですが、そのスピードが早い。

Discordでは制限があるため、Chanohaさんの提案で作業場所としてMiro(オンラインのホワイトボードツール)を使うことになりました。

そして、Discord内でチャンネルが作られたその日の夜に音声会議を実施するという高速対応です。

いや、正直、私はこの時点でついていくのにやっとでした。

立ち上げ当初、Nounsの提案にはNounsが3体必要という誤解があったのですが、正確には2体で提案が可能であることが後にわかることになります。

第1回音声会議

音声会議の録音はNFT王子が主催するツイッタースペースで開催されました。

このスペースはその後に1,200人もの方に聞いていただくことになり、その注目度は非常に高いものになりました。

 

会議の冒頭、メンバーの自己紹介が行われ、初めの議題はリーダーの選出でした。

候補としてはNouns DAO Japanから参加されたUdon1Goさんと、企画の発案者であるHiroさん。

ご本人やそれぞれの候補への考えをメンバーが述べられ、最終的にUdon1GOさんに決定しました。

pNouns⚡️の基礎となる体制がこの時に決まったように思います。

振り返ると、この体制こそが2体のNounsを落札するに至るpNouns⚡️の成功のカギになったと思う次第です。

 

この日に決まった内容として、上に示した指示書の項目ごとに議事録が残っています。

  1. リーダー:Udon1GOさん、サブリーダー:hiroさん
  2. 第一弾NFTのリリース日は12月中旬
  3. NFTデザインは保留だが、次回会議で決定する
  4. dNouns 売り上げをpNounsの経費に充当

5〜10は次回会議までに結論出すことになりました。

その他に、以下の体制が取り決められました。

  • アイデア出しの場:Miro
  • 議事録・進捗管理:Notion
  • 会議場所:Discord
  • 発表場所:ツイッタースペース

pNouns⚡️存続の危機?

第一回音声会議の後もDiscordを中心に活発な議論が進められました。

ここでは、時系列で議論されたトピックを紹介します。

 

10月17日:各部門リーダーが決定される

  • デザイン:Chanohaさん
  • 開発:eibaさん
  • 広報:NFT王子さん
  • 法務・税務:T.Tさん(顧問として)

 

10月17日:pNouns⚡️の企画について法務的な課題を議論しはじめる

10月19日:NFT販売後のプロジェクト失敗時の返金制度について議論されはじめる

返金制度は、のちにpNounsNFTの販売計画にも示されている制度になります。

失敗した場合に、集めたお金をお返しするところまで考えている点にpNouns⚡️としての姿勢を示すことができたと思います。

実施にはこの制度は使用することなく、集めた資金で2体のNFTを落札することができました。

 

10月23日:pNounsのマルチシグウォレットが議論されはじめる

10月24日:入手するNounsの保管について議論される

 

10月25日:pNounsNFTのリリース日を改めて12月16と確認される

 

pNounsNFTのリリースについて、当時は急いでいたと思います。

NFTの市況がどんどん変化している最中で、時期を見誤るとプロジェクト自体の成否に関わることが認識されていました。

 

また、この時期あたりでメンバーのコメントがギクシャクしてきたように思います。

落札するNounsの保管や、どのようなNFTをpNounsNFTとして発行するかの課題(フルオンチェーンかどうか)など、プロジェクトに対するメンバーの懸念が表面化した形です。

会ったこともないメンバー同士が主にテキストでコミュニケーションをとっていることが大きな要因だったと思います。

相手を批判したり傷つける意図はなくても、受け手にとってはキツイ言い回しもあったように思います。

また、多くの情報がテキストで記録されているため、その把握の程度が人によって異なることから、議論のすれ違いも起きていました。

広報リーダーのNFT王子がリーダーをナカピーさんへ交代されたのもこの時期だったと思います。

 

10月28日:「❤️1,000いいねチャレンジ」の企画が示唆される

11月2日:第二回公開会議(残念ながら録音なし)

 

そして、pNounsが崖っぷちに立つことになる企画「❤️1,000いいねチャレンジ」がパジさんから正式に示されました。

❤️1,000いいねチャレンジ

パジさんが「❤️1,000いいねチャレンジ」をアナウンスされたのは11月7日の連続ツイートです。

pNouns⚡️の企画の認知不足による成功への不安があり、pNouns⚡️の企画に関するパジさんのツイートに対して1,000いいねを取れないのなら、そもそもpNouns⚡️の企画自体が厳しいという判断のもと、「❤️1,000いいねチャレンジ」が実施されることになりました。

成功すればプロジェクトは続行。

失敗すればプロジェクトは中止。

まさに崖っぷちに立たされたpNouns⚡️でした。

 

このチャレンジに向かう中で、pNouns⚡️として大きな取り組みが中島聡さんとのAMAでした。

その時のツイッタースペースはこちらの録音から聞くことができます。

中島さんは、ITエンジニアとしてマイクロソフトでWindows 95、Windows 98、Internet Explorer 3.0/4.0のチーフアーキテクトなどを務められ、フルオンチェーンNFTに造詣が深く、フルオンチェーン・ジェネラティブ・アートも作成されておられます。

 

このAMAの記録をDiscord内で作成してくれたのがshutoさん。

その記録のボリームと適切さ、作成スピードに驚き、感謝したことは今でも鮮明に覚えています。

その記録を連続ツイートで紹介されたのがこちら。

 

私の方では内容をブログ化させていただきました。

 

 

そして、11月7日朝7時10分に上で紹介したパジさんのツートが投下され「❤️1,000いいねチャレンジ」が開始されました。

 

ツイート後、好調な途中経過として9時ごろにパジさん主催でNFT王子も参加されたツイッタースペースが開催されています。

スペースは録音されていて、こちらから聞くことができます。

(↑しれっと書き殴りの作者が明かされてます)

 

この日の午前中はスマホから目が離せなくなっていたのをよく覚えています。

 

そして、関係者の努力の甲斐あり、1,000いいねを達成!

Discordの記録から、達成は12時44分くらいだったと思います。

 

この時、一人ガッツポーズをしたのを今でも鮮明に覚えています。

 

その夜にはこの日2回目のツイッタースペースが開催されました。

NFT王子が主催され、パジさん、hiroさん、ナカピーさんなどが参加されたスペースの録音は、こちらから聞くことができます。

スペースを取り仕切るNFT王子はこの後もpNouns⚡️にとって欠かせない存在になっていきます。

 

1,000いいね達成した翌日に放送されたパジさんのVoicyがこちら。

最後に

この記事では、pNouns⚡️の始まりの日である10月15日から「❤️1,000いいねチャレンジ」で崖っぷちに立たされ、そして見事に達成するまでを紹介しました。

顔も知らないメンバーが空中分解しそうなタイミングもありました。

それはテキストコミュニケーションと音声会議という制限の元で、誰もやったことない企画をどうにか達成させたいという本気の想いがぶつかり合うことで生じたものだったと感じています。

そして、「❤️1,000いいねチャレンジ」という大きな目標にメンバーが一致団結できた結果、プロジェクト続行という結果に結びつきました。

メンバー一人一人の能力がが結びついた時に発揮される力は、足し算ではなく、掛け算であり、その力は指数関数的な伸びを示せたのではないでしょうか。

 

「❤️1,000いいねチャレンジ」の成功の後、pNouns⚡️は「pNounsNFT」リリース、Nounsの落札へと向かいます。

 

「❤️1,000いいねチャレンジ」の達成は、間違いなくpNouns⚡️の転換点になりました。

 

「崖っぷちプロジェクト」としてのpNouns⚡️の進撃が始まります。

(バナー作成:hal horii artさん)

 

次の記事では「pNounsNFT」のリリースについてまとめたいと思います。

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この記事がpNouns⚡️の理解に役立てば幸いです。

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