はじめに
この記事では、Nouns DAOで議論を巻き起こ起こしている「NounSwap」についてまとめました。
「NounSwap」については関連の提案(Prop453, 454,457)がNouns DAOに提出されていて、コミュニティ内で議論がされています。
提案の採否によって「NounSwap」の今後の存在意義は変わりそうですが、高いレベルの技術でプロジェクトを実行した上で、議論を行うNouns DOAの凄さを実感できる瞬間だと思います。
この記事は数日で過去のものとなってしましますが、個人的にはNouns DAOの凄さを実感できるのではないかと思い、書き留めておきたいと思いました。
少しでもNonus DAOの理解に役立てば幸いです。
「NounSwap」とは
「NounSwap」はNounsホルダーが別のNounsへ交換できる仕組みを提供することを目的として開発されています。
交換できるNounsはフォークによってNouns DAOのトレジャリーに戻ってきたNouns。
この記事を書いている時点で312体が交換可能となっています。
「NounSwap」を使うことで、ホルダーは交換したいNounsを選ぶだけでNouns DAOに交換提案を簡単に出すことができ、承認されると、自分のNounsと交換されます。
「NounSwap」開発のきっかけは、Toady HawkさんのWarpcastのキャストから始まったみたいですよ。
実際に「NounSwap」でNounsを交換する流れは、以下の動画で紹介しています。
(動画中央のボタン▶️を押して再生してみてください!)
動画を見てわかる通り、好きなNounsをフィルターで絞り込んむことで好きなNounsを選びやくなっています。
そして、交換したいNonusを選んだら、Nouns DAOへの提案が自動で作成され提出される仕組みなっているところがすごい。
現在のこのバージョンはv1とされていて、今はNounsを交換するにはNouns DAOの投票を経る必要があります。
一方、次のバージョンv2はNouns DAOへの提案と投票を必要としない仕組みづくりが提唱されているんです。
具体的な内容はNouns DAOのProp457「NounSwap: Choose Your Character!」の中で示されており、「NounSwap」のコントラトを開発するようです。
そこでは、交換ごとに手数料をトレジャリーに提供することで新たな収入を生み出すことも想定されているようですね。
また、若い番号のNounsを交換から除外することも可能になるようです。
提案ではNounSwapを自動販売機のようなゲーム化された体験と表現されていて、コミュニティが活発になることに役立つとされています。
最後に
このツイート時点で「NounSwap」を利用した交換提案は2つ出されています(Prop453, 454)。
まだ投票期間中ですが、実は今のところ反対が多いです。
フォークした際のNounsを有効活用できるので、面白いと思っていたのですが、Noundersをはじめとする反対が多い状況ですね。
提案へのコメントはnouns.campで確認ができます。
(英語のサイトですが、ブラウザの翻訳行きのうで日本語で読めるので、ぜひ確認してみてくださいね)
反対のコメントの理由の一つにNounsは代替不可能なものという考えがあるみたいですね。
Nouns番号(年齢)も価値に含まれ、交換可能であることへの抵抗が大きいように思います。
オークションで落札したNounsを交換可能にしてしまうので、今後のオークション入札額にも影響する懸念もありそうな感じ。
また、これは個人的な憶測ですが、Nouns DAOの長期参加者を募るNouner Scountとの兼ね合いもあるかもしれません。
個人的には、オークションで落札したNounsをずっと持っておく前提よりも、別のNounsへ交換できる選択肢を持つことで、より長くNouns DAOへ参加する人が増えるのではないか、という考えも成り立つ思うんです。
いずれにしても、「NounSwap」のようなすごい仕組みを作って議論をするという、コミュニティの力をまざまざと見せつけられている感じがして、Nouns DAOの凄さを実感しています。
「NounSwap」の今後の動きを追うことは、Nouns DAOのコミュニティメンバーの考えを知ることができるきっかけになるはずですよ。
ちなみに、NounSwapを使ったNounsの交換提案であるProp453とProp454について、私はpNouns内のsnapshot投票で賛成を投じました。
pNounsでは保有する2体のNounsの投票行為をみんなで決めています。
Nouns DAOの投票に関心をお持ちの方の参加をお待ちしています!