Nouns DAO

Nouns DAOの概要を解説

はじめに

こんにちは!

このブログでは、Nouns DAOを中心に、DAO(自律分散型組織)、NFT、そしてDAOに関わる人々にとっての役立つ情報を共有していきます。

DAO、ブロックチェーン、NFTに興味がある方にきっと参考になるはずです!

 

まずは、自己紹介から。

私のハンドルネームは、アールグレイ(eargrey)です。

Nouns DAOのサブDAOであるpNouns⚡️DAOで活動を行っています。

pNouns⚡️の立ち上げから今に至るまで、Nouns DAOについて学んだことや実践してきた内容をこのブログで全て記録して皆さんに共有していきたいと考えています。

 

まずはじめの記事は、このブログの中心的テーマとなる「Nouns DAO」について、大まかな概要の解説から始めますね。

Nouns DAOとは?

「Nouns DAO」は、イーサリアムチェーン上で動く自律分散型組織(DAO)であり、毎日1つのNFT(Noun)を生成し、オークションにかけています。

このNFTは、四角いメガネ(Noggles)をかけたドット絵のロボットとして表現され、そのはじめのオークションでは、約613ETHという高額で落札されています。

なお、2023年8月時点でも毎日約30ETH(約750万円)で落札される高額なNFTです。

イーサリアムチェーンは、取引やスマートコントラクトの実行結果を永続的に保存することができ、このブロックチェーンの技術により中央の管理者や仲介者なしに取引や契約を安全に行うことができます。

NFT(Non-Fungible Token)とは、ブロックチェーン技術を利用してデジタル資産の所有権や真正性を保証するデジタル証明書です。各NFTは固有の情報を持ち、他のものと区別でき、交換不可能(非代替性)な存在です。これにより、デジタルアート、コレクティブル、音楽、動画などのユニークなデジタルコンテンツの特性や独自性を確認することができます。

Nogglesとは、NounsとGogglesの造語で四角いメガネ=Nounsメガネを示します。Nounには必ずNogglesがパーツとして組み込まれ、そのデザインはさまざまです。

Nounの特徴

Nounは、32×32ピクセルのドット絵のキャラクターをモチーフにした「フルオンチェーンNFT」です。

「フルオンチェーンNFT」とは、アート作品のデータがブロックチェーン上に完全に保存されているということを意味し、イーサリアムチェーンがなくならない限り未来永劫ずっとなくならないことを意味します。

そのNounsの特徴は、単なるアート作品としての価値だけでなく、「Nouns DAO」の議決権としての価値も持っている点です。

Nounの所有者(ホルダー)はDAOの運営に直接関与することができるという特徴があります。

Nouns DAOのトレジャリーとガバナンス

毎日のNounオークションの売上であるETHは自動的にすべてトレジャリーウォレットに入ります。

このトレジャリーウォレットのETHは、Nounsのコミュニティによって使用され、ガバナンスの提案やプロジェクトの資金提供などに利用されます。

ホルダーは投票に際して、1Noun=1票の投票権が与えられています。

最後に

以下にNouns DAOの歴史をまとめました。

  • 2021年6月2日: 最初の公開ツイートが行われ、Nouns DAOの大まかな概要が示されました。
  • 2021年6月2日: Gremplin & 4156がアートの方向性についての初のスケッチを検討。
  • 2021年6月2日: Nounsの眼鏡の最初の公開インスタンスが発表され、”eraser guy”はProtonounと名付けられました。
  • 2021年6月3日: Vape ApeがGithub monorepoで最初のコミットを作成。
  • 2023年6月9日: Nounの大まかな美学が決定され、繰り返しと磨きが始まりました。この段階で、Nounの基本的なデザイン、特に眼鏡と体の部分が完成しました。
  • 2021年6月13日: nouns.wtfの初のUI草案が作成されました。
  • 2021年6月16日: 4156がDigitally Rareというポッドキャストに出演し、プロジェクトについて議論しました。
  • 2021年7月7日: nouns.wtfの別の草案が作成されました。
  • 2021年7月16日: Nounsの公開テストネットが最終テストのためにライブになりました。
  • 2021年8月1日: VanArmanによるRinkeby NounsをベースにしたNoun GAN StudyがOpenSeaでリリースされました。
  • 2021年8月8日: Nounsという実験が始まり、Xaixが613.37 ETHでオークション#1を勝ち取りました。
  • 2021年8月18日: Noun 11はPartDAOによって購入され、最初の分割されたNounとなりました。
  • 2021年9月2日: DAOの最初の提案、「6つの慈善団体にそれぞれ5 ETHを寄付する」という提案が通過しました。
  • 2021年10月27日: Noun 40がOpenSeaで販売されました。
  • 2021年10月1日: Alt Nounsという拡張プロジェクトが配布メカニズムをフォークしました。
  • 2021年10月31日: Prop 13が通過し、「Small Grants and Retro Funding」という委員会が結成され、ビルダーを支援するために設立されました。
  • 2021年12月25日: 「FOMO Nouns」プロジェクト(提案13)が最初のコミュニティで作成されたNounを提供しました。
  • 2022年8月2日: Nounsの眼鏡がSuperbowl LVIのudLightのコマーシャルに登場しました。これは、Nouns DAOがどれほどの影響力を持っているかを示す出来事となりました。

 

このブログでは、Nouns DAOの仕組みについてより詳細な内容、Nouns DAOのサブDAO、DAOへ参加するための取り組みなど詳しく解説していきます。

ブログを読むことで少しずつNouns DAOの理解が進めば嬉しいです。

 

次の記事では、Noun DAOの仕組みとサブDAO「pNouns⚡️DAO」を図解をしながら解説します。

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