この記事では、pNounsが保有するNoun553とNoun556の投票権の新しい委任先アドレスにENS名を設定した流れを紹介します。
前回の記事で、Noun553とNoun556の投票権の委任先アドレスの変更を行う流れを紹介しました。
今回の記事は、新しい委任先アドレスにENS名「delegate.pnouns.eth」も移行したので、その設定の流れになります。
「delegate.pnouns.eth」は「pnouns.eth」のsubnameで、「pnouns.eth」はpNounsのマルチシグウォレットのアドレスに設定されています。
「delegate.pnouns.eth」のアドレス設定の変更は、「pnouns.eth」のアドレスに設定されているマルチシグウォレットを使って変更を行うことになります。
なお、ENS名のsubnameを追加する方法はこちらの記事で紹介しています。
では、さっそくはじめていきます。
準備するものとして以下が必要です。
（それぞれの準備は省略します）
- マルチシグウォレット（Safe Wallet）を操作するためのアドレス（PCとスマホアプリで操作します）
- マルチシグウォレット（Safe Wallet）を操作するPC
- マルチシグウォレット（Safe Wallet）を操作するスマホアプリ
- 委任先の新しいアドレスを操作するPC
（PCだけで操作を完了できる場合は③のスマホアプリは不要です。私の環境でPCだけで進めようとするとマルチシグのトランザクションを起動できないので、マルチシグの接続はスマホのアプリを使用しています。）
まず、ENSのサイトにpNounsのマルチシグウォレットを接続します。
やり方は、サイトをPCで開いて、右上の「Connect」をクリック。
ウォレットの接続方法を聞かれるので、「WalletConnect」を選択します。
QRコードが表示されるのを確認したら、スマホのSafe Walletを立ち上げて、Safe Walletの右下にあるコード読み取りボタンをタップします。
カメラが起動するので、QRコードを読み取ればウォレットが接続されます。
PCに戻ると、右上でマルチシグウォレットが繋がったことがわかります。
続いて、「My Names」にある「delegate.pnouns.eth」を選択します。
「Edit profile」をクリック。
「Edit Records」をクリック。
新しいアドレスをコピペしたら「Save」をクリック。
「Open Wallet」をクリック。
PCの画面は以下の画像のように表示されますが大丈夫。
スマホのSafe Walletで操作を続けます。
スマホのSafe Walletに通知が来ているので、「Submit」をクリック。
承認するためのアドレスをタップして、承認作業を行います（パスワード入力）。
これで、マルチシグの承認手続きが開始されます。
承認に必要な11のアドレスの承認が終わったのがこちらの画面です。
（最後の承認を行うアドレスだけガス代ETHが必要です）
この段階では、新しいアドレスに「delegate.pnouns.eth」の設定権限を与えただけなので、続いて新しいアドレスで設定を行います。
なお、私いアドレスで設定を行うには、ガス代のETHが必要となります。
PCで新しいアドレスが入っているメタマスクをENSのサイトに接続します。
続いて、検索窓に「delegate.pnouns.eth」を入れて、表示された「delegate.pnouns.eth」をクリック。
続いて「Set as primary name」をクリック。
「Open Wallet」をクリック。
メタマスクが立ち上がるので、「確認」をクリック。
トランザクションが完了すると新しいアドレスがENS名「delegate.pnouns.eth」で表示されるようになります。
ENSで設定が完了した後の画像です。
新しいアドレスでNouns DAOのメインサイトにウォレットを接続すると、「delegate.pnouns.eth」で表示されていることを確認できました。
この記事では、pNounsが保有するNoun553とNoun556の投票権の新しい委任先アドレスにENS名を設定した流れを紹介しました。
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